仕事と芝居と私

日々のインプットを忘れないため。また、少しでもこちらで発信した内容が誰かの力になったらと願って、綴らせて頂きます。

【映画】パフューム ネタバレ注意

 友人に薦めてもらった映画を今日は鑑賞した。まだ、作品の余韻が抜けない。

 『香り』と人を愛することについて描かれた作品だった。「香りは人を狂わせる」というけれど、まさにそれを具現化した内容だった。よく実写化できたなと見終わった後、感嘆した。

 主人公は生まれつき異常に嗅覚の発達した少年で、「女性の香り」に異様にな執着をもってしまうところからストーリーは始まる。

 愛を教わってこなかった少年は何とかその愛おしい香りを物理的に保存しようと試みるがうまくいかず、失敗を繰り返す。人の存在、魂、人を愛することを香りに例え、見事に描き切っている素晴らしい作品だった。

 

 愛おしい人を抱きしめて、その人の香りをいっぱいに吸い込む。それだけでよかったのに、それを彼に教えてくれる人はいなかったのだ。それでも、最後の最後に彼は自分なりのやり方で人に愛をわけ与えた。洋画ではあったが最後は、少し仏教とも通じる自己犠牲の精神で愛を表現した選択、素晴らしい。

 

 これは道徳的にも倫理的にも外れた感覚だが、自分の世界に没頭し追求した主人公が少し羨ましく思った。けれど、人がいるからこの世はなりたっている。人とどう上手く付き合っていくか。上手く付き合いながら、やりたいことをやる。それがこの世のルール。改めてそのことを実感した作品でした。

 こんな素晴らしい作品を薦めてくれた友人に感謝したい。

【まっちゃんDM】どんなときに自分は動くのか?

毎朝、セミナーで出会った『まっちゃん』からDMを送ってもらっているのですが、その内容がとても素敵なので、忘れないためにもこちらで感想を綴っておきます。

 

今回のお題は、「自分はどんなときに動くのか」という内容でした。

下記、色々な意見がセミナーで出たようです。

・できてる人を見るとき
・アンテナがビビッときたとき
・お金払ってるとき
・宣言しちゃったとき
・期限があるとき
・先にスケジュール組んじゃったとき
・相手がいるとき

 

 自分はどんなときに動くだろう?このサイトのタイトルにもしているように私の人生は「仕事」「芝居」と全てに繋がる「人」からできていると思っています。この場をお借りして自分の動く動機をまとめてみます。

 ①仕事、芝居両方に繋がる人との約束

 ②仕事、芝居どちらかに繋がる人との約束

 ③仕事、芝居どちらかに関する自分でやりたいこと

 

 ①②はもう予定をその場で明確に決めて、いつ実行と相手と約束できるので、比較的すぐに実行に移せています。一番、難しいのは③!なかなか、自分との約束が守れずまた、「本を読む」だけではなかなか実行できないので、「通勤時間は本を読む」など実行しています。

 ある意味、このブログも③を自分との約束だけでなく、ここで宣言することでより、実現できる形にするべく始めたと言っても過言ではありません。

 

 さぁ!今日は何をしようか?

 楽しいことが沢山待っています!!

 

 

 

【書籍:高萩宏さん】僕と演劇と夢の遊眠社

 あともう少しで読み終わります。80年代の小劇場文化の礎を作った夢の遊眠社。そこで大学時代から野田秀樹さんの隣で制作として全力でぶつかっていった高萩さんの実録、基軸を一から拝読させて頂きました。

 今まで役者の視点しかなかった私にとって制作という全く別の視点から公演を行うことについて考える機会を頂きました。

 野田MAPといえば、日本でも数少ない役者がギャラをちゃんと受け取れるマネジメントが行き届いた劇団として有名ですが。夢の遊眠社が立ち上がったころは、劇場を確保するのも一苦労で、特に野田さんや役者、またマネジメントしている高萩さん本人のギャラをどのように設定するかで高萩さんが長らく悩まれ、苦労されていたことを知ることができました。

 劇団をどう大きくしていくか。役者をどう売り込むか。劇場をどう確保するか。スポンサーをどう確保するか。などなど、劇団設立からの問題と対応方法について具体的に知れる制作のバイブルのような本でした。

 

 私がこの本を手に取ったきっかけは、現在長野市の飲食店を使って芝居ができないかと考え始めたのが、事の発端でした。もっと、制作について学び芝居を企画し、実現させるとはどういうことか知りたかったのです。

 小劇場時代からの流れなのか。どうしても芝居をうつとなると、「芝居をさせてもらう。」という意識が強いように思います。けれど、現在のようにヴァーチャルの情報が溢れている時代では、むしろ芝居・演劇のようなコンテンツを使って、商品やお店の宣伝をすることは価値があると考えています。

 また、現在コミュニケーション能力の不足をよく耳にしますが、これについてもテキストを読むよりも、一対一のエチュードをやるなど芝居で短期的に改善する方法・可能性が大いにあると考えています。

 上記の内容を受け入れやすくするためにも、長野市の飲食店で芝居をすることには意味があり、今後の長野市の演劇を芸術を文化を盛り上げる柱になってほしいと思います。また、長野市で始めたことをきっかけに長野県や全国でショービジネスに対する考え方が変わっていってほしいと思っています。

 そのためにもこの本を熟読して、制作に対する考えの軸を作っていきたいと考えています。この本を読んで産まれたアイデアを形にしていきます。

 

はじめに

 はじめまして。2016年4月末、これから新しい挑戦を始めます。

 他のはてなブログ主の方の投稿を読みました。とても丁寧にはてなブログの始め方や始めるにあたっての心構えが記載されており、今回ブログを始める際の後押しになりました。

 ここ数年、ずっと効率的なインプット・アウトプットについて考えていたのですが、ブログという形で発信することは、学んだことの整理や情報の共有に最適と感じました。インプットしたことだけでなく、そのとき感じたことを忘れないために綴って参ります。

 上記の経緯から、今回私はブログをスタートします。

 何分、構成や言葉遣いなどまだまだ不慣れな点がございますが、
皆様にご教示頂けたらと思います。